ホーム PICK UP 【実体験】メッシュWiFiで家中が快適に!3階建ての「遅い・途切れる」を解決したおすすめモデルと選び方

【実体験】メッシュWiFiで家中が快適に!3階建ての「遅い・途切れる」を解決したおすすめモデルと選び方

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PCカフェ PC-CAFE

目次

メッシュWi-Fiってなんだ??

「2階の寝室だけWi-Fiが弱い…」 「ビデオ会議中に映像が固まって、気まずい空気になる…」 「子供部屋だとオンラインゲームがカクカクするらしい…」

こんな、Wi-Fiの”まだら”な電波強度に悩んでいませんか?

何を隠そう、私自身も3階建ての自宅で長年Wi-Fiの電波問題に頭を抱えていました。強力なルーターを導入しても、中継器を置いても、なぜか「Wi-Fiの死角」ができてしまう…。

そんな長年の悩みを一瞬で、しかも完璧に解決してくれたのが「メッシュWiFi」でした。

メッシュWiFiを導入すれば、あなたも家中どこにいてもサクサク繋がる快適なインターネット環境を手に入れ、日々のちょっとしたストレスから解放されます。今回は、私のリアルな体験談を交えながら、メッシュWiFiの基本から後悔しない選び方、そして本当におすすめできるモデルまで、徹底的に解説します!

そもそもメッシュWiFiって何?Wi-Fi中継器との決定的な違い

「メッシュWiFiって、なんとなく良さそうだけど、普通に売ってる中継器と何が違うの?」 そう思われる方も多いでしょう。結論から言うと、この2つは似て非なるものです。

メッシュWiFiの仕組みをサクッと解説

メッシュWiFiは、メインとなる親機と、複数の衛星(サテライト)となる子機が連携し、家全体に網目(メッシュ)のようにWi-Fiの電波を張り巡らせる技術です。

PCカフェ PC-CAFE一番のポイントは、親機と子機が常に最適な通信経路を自動で選び、情報を共有しあっていること。あなたが家の中を移動しても、スマホなどの端末は最も電波の強いサテライトにシームレスに接続し直してくれるため、通信が途切れることがありません。

機能は似てるけど大違い!Wi-Fi中継器の弱点とは?

一方、従来の中継器は親機の電波を受け取り、それを増幅して遠くまで飛ばすだけのシンプルな仕組みです。 そのため、以下のような弱点がありました。

  • 速度が半減する: 親機からの電波を受け取ってから再送信するため、理論上、通信速度が半分になってしまいます。
  • 接続の切り替えがスムーズじゃない: 部屋を移動した際に、弱い親機の電波を掴んだままになり、手動で接続を切り替える必要があることも。
  • 設定が意外と面倒: 中継器ごとに設定が必要だったり、親機との相性問題が発生したりすることがあります。

メッシュWiFi vs 中継器 比較早見表

項目メッシュWiFiWi-Fi中継器
通信速度速度が落ちにくい親機から離れると半減する
接続の安定性非常に安定(自動で最適経路を選択)不安定になることがある
接続の切替シームレス(途切れない)手動切替が必要な場合も
設定の簡単さ専用アプリで非常に簡単製品によるが手間がかかることも
導入コスト高め安価
おすすめの人家全体のWi-Fi環境を根本的に改善したい人特定の1部屋だけ電波を届けたい人

【体験談】私がメッシュWiFiを導入して感動した3つのこと

百聞は一見に如かず。ここでは、私が実際に自宅(木造3階建て・約120㎡)にメッシュWiFi(TP-LinkのDecoシリーズ)を導入して、特に感動したポイントを3つご紹介します。

どこにいても速度が落ちない!3階の書斎でもオンライン会議が快適に

以前は、1階に置いたルーターの電波が3階の書斎まで届きにくく、オンライン会議はまさに悪夢でした。しかしメッシュWiFi導入後、各階にサテライトを置いたことで、家のどこで速度を測っても下り200Mbps以上を安定して記録。会議中に「声、聞こえますか?」と確認することも一切なくなりました。これは本当に感動的な変化です。

驚くほど簡単だった初期設定

「ネットワーク機器の設定って、専門用語だらけで難しそう…」と敬遠していませんか?私も少し身構えていたのですが、最近のメッシュWiFiは本当に簡単です。 私が導入したモデルでは、

  1. スマホに専用アプリをダウンロード
  2. 親機をモデムに繋いで電源を入れる
  3. アプリの指示に従って数回タップ
  4. 子機の電源を入れると自動で認識

たったこれだけ。箱を開けてから10分もかからずに、家中が快適なWi-Fiエリアに変わりました。

家族からの「ネットが繋がらない!」がゼロになった

地味に嬉しかったのがこれです(笑)。以前は妻のスマホ、子供のタブレット、スマートTVなど、接続台数が増えると不安定になることがありました。 メッシュWiFiは多くの機器の同時接続を想定して設計されているため、家族全員が同時に動画を見たりゲームをしたりしても、全く問題ありません。家庭内のIT担当(私)の仕事がなくなりました。

後悔しない!メッシュWiFiの選び方5つのポイント

では、実際にどのメッシュWiFiを選べば良いのでしょうか。ITレビュアーの視点から、押さえるべき5つのポイントを解説します。

①家の広さと間取りで必要なユニット数を見極める

まず最も重要なのが、ご自宅の広さに合った製品を選ぶことです。製品パッケージには「最大〇〇㎡」といった目安が書かれています。

  • マンション(〜3LDK): 2ユニット(親機+子機1台)
  • 戸建て(2階建て): 2〜3ユニット
  • 戸建て(3階建て): 3ユニット以上

鉄筋コンクリートのマンションや、壁の多い複雑な間取りの場合は、少し余裕を持ったスペックの製品を選ぶと安心です。

②最新の「Wi-Fi 6(11ax)」対応モデルを選ぼう

Wi-Fiには通信規格があり、現在は「Wi-Fi 6(ワイファイシックス)」が主流です。旧規格のWi-Fi 5に比べて「高速」「たくさん繋いでも安定」「省エネ」という大きなメリットがあります。 これから数年使うことを考えれば、特別な理由がない限りWi-Fi 6対応モデル一択です。

③最大通信速度と有線LANポートをチェック

製品スペックに書かれている「5GHz: 4804Mbps」のような数値は、あくまで理論上の最大値です。しかし、この数値が大きいほど基本性能が高い傾向にあります。オンラインゲームや4K動画など、大容量の通信を行う方は、ここの数値に注目しましょう。 また、テレビやデスクトップPCを有線で接続したい場合は、サテライト機にLANポートがいくつ付いているかも確認しておくと良いでしょう。

④セキュリティ機能や付加機能も重要

最近のモデルには、悪質なサイトへのアクセスを防ぐセキュリティ機能や、子供の利用時間を制限する保護者による制限機能が搭載されているものも多いです。ご家庭の利用シーンに合わせて、こうした付加機能もチェックしましょう。

⑤デザイン性も意外と大事!インテリアに馴染むか

ルーターやサテライトは、意外と目につく場所に置くことになります。せっかくなら、ご自宅のインテリアに馴染む、シンプルでスタイリッシュなデザインのものを選びたいですよね。各社から様々なデザインの製品が出ているので、ぜひ見た目にもこだわってみてください。

【目的別】ITレビュアーが本気で選ぶ!おすすめメッシュWiFiルーター3選

お待たせしました!これまでのポイントを踏まえ、私が自信を持っておすすめするメッシュWiFiルーターを3つ厳選してご紹介します。

【コスパ最強】初めてのメッシュWiFiならこれ!TP-Link Deco X50

特徴: Wi-Fi 6対応、十分な速度、簡単な設定、そして何より価格のバランスが素晴らしい一台。まさに「迷ったらコレ」と言える鉄板モデルです。私が自宅で使っているのもこのシリーズで、その安定性と使いやすさは折り紙付きです。

こんな人におすすめ:

  • 初めてメッシュWiFiを導入する人
  • コストを抑えつつ、確かな性能を求める人

TP-Link WiFi 無線LANルーター Wi-Fi6 2402 + 574 Mbps HE160 メッシュWi-Fiシステム Matter 対応 3年保証 Deco X50/A 2ユニット

  • [特徴] 広いおウチでも、たくさん端末があっても、もう大丈夫。広範囲をムラなく包み込む次世代Wi-Fi6メッシュで、おウチのWi-Fiを快適にしよう。2ユニットパック。
  • [規格値] 2×2/HE160 2402 + 574Mbps
  • [快適な有線接続] 3つのギガビットポートを搭載しているので有線接続にも困りません。

価格: 18900.00

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【高性能&安定性】オンラインゲームも動画編集も快適!Netgear Orbi

特徴: 高速通信に特化したトライバンド対応で、多数の機器を接続しても速度が落ちにくいのが強み。特にオンラインゲームのラグを気にする方や、大容量データを扱うクリエイターから絶大な支持を得ています

こんな人におすすめ:

  • オンラインゲーマー、動画配信者
  • 家族全員がヘビーユーザーのご家庭

NETGEAR Orbi WiFi6 メッシュWiFi AX6000 2台セット 無線LAN ルーター 11ax トライバンド RBK852 無償メーカー3年保証 3LDK以上 【Nintendo Switch/PS5/iPhone/android】

  • 【Orbi WiFi6】WiFi6対応 トライバンド メッシュWiFiシステム(ルーター+サテライトセット) サイズ:25.4×7.1×19.1 cm / 重さ:1.3 kg
  • 【トライバンド WiFi6】WiFi速度は2つの5GHz帯の両方がWiFi 6対応で、 2402Mbps+2402Mbps+1147Mbps 合計5951Mbps。1ユニットあたり175㎡をカバー。
  • 【ストレスフリーなWiFi環境】マルチギガ対応インターネットポート搭載を搭載しており、2.5G対応のインターネットポートで高速回線の性能を余すことなく活かします。WEB会議が多くなる在宅ワークや、ご家族が同時に大容量VRゲーミングや4K/8Kビデオストリーミングなど複数のデバイスを使用しても、遅延なくお楽しみいただけます。

価格: 75800.00

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【コスト重視】ネットゲームはしないが、自宅のWi-Fiを安定させたい。

特徴: これからメッシュWi-Fiを組むという方は、これ以下にはできないという必要最低限のメッシュWi-Fiがこの「Deco S7」です。Wi-Fi6の規格を諦めてコスト重視で行くにしても、これより下の性能のルーターは選ばない方が良いという最低限のものです。Wi-Fi5の規格ですが、それでも5GHzのスピードは1300Mbpsで、2.4GHz帯なら600Mbpsとかなりのスピードを維持できます。

こんな人におすすめ:

  • 激しいオンラインゲームはやらないが、とにかく動画やネットサーフィンを安定して楽しみたい。
  • まずは、コストを抑えたいが、スピードも妥協はしたくない。

TP-Link メッシュ Wi-Fi システム 無線LAN AC1900 1300+600Mbps WiFi ルーター デュアルバンド 中継器 Deco S7/A 2ユニット ホワイト

  • [特徴] 隅々まで途切れないWi-Fi空間を構築する最先端のメッシュWiFiシステム Deco S7
  • [AC1900規格] 5GHz: 1300Mbps + 2.4GHz: 600Mbpsの高速通信を可能に
  • [メッシュWi-Fi] 高いカバー範囲でお家のなかムラなくWi-Fiをお楽しみいただけます。ユニットの増設は10台まで可能。

価格: 14802.00

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メッシュWiFiのデメリットと注意点も知っておこう

良いことずくめに見えるメッシュWiFiですが、いくつか注意点もあります。導入後に「しまった!」とならないよう、しっかり確認しておきましょう。

コストが比較的高め

最大のデメリットは価格でしょう。高性能なWi-Fiルーター単体や、中継器と比較すると、どうしても初期費用は高くなります。ただ、これは「家全体の快適な通信環境」への投資と考えれば、十分に元は取れると私は考えています。

設置スペースの確保が必要

複数台のユニットを設置するため、それぞれの電源と置き場所を確保する必要があります。とはいえ、最近のモデルは非常にコンパクトでデザイン性も高いので、大きな問題にはなりにくいでしょう。

製品によっては性能を最大限に引き出せないことも

これはメッシュWiFiに限りませんが、契約している光回線の速度が遅い場合、いくら高性能なメッシュWiFiを導入しても宝の持ち腐れになってしまいます。もし現在の回線速度が100Mbps程度しか出ていない場合は、先に回線の見直しを検討するのも一つの手です。 (※総務省の調査によると、テレワークの普及に伴い家庭での通信トラフィックは増加傾向にあります。快適な在宅環境のためにも、Wi-Fi環境の見直しは重要です。)

メッシュWiFiは「Wi-Fiのストレス」を過去にする最高の投資

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • メッシュWiFiは、家全体に網目状に電波を張り巡らせ、どこにいても途切れない快適な環境を作る技術。
  • 速度が落ちやすく不安定な中継器とは、安定性・利便性において全くの別物。
  • 選ぶ際は「Wi-Fi 6対応」を基本に、「家の広さ」「速度」「機能」をチェックする。
  • 初期コストはかかるが、それ以上に日々のWi-Fiストレスから解放されるメリットは大きい。

かつての私のように、家の中のWi-Fi環境に不満を感じているなら、メッシュWiFiは間違いなくあなたの生活の質(QOL)を上げてくれる最高のソリューションです。 「あの部屋だけ繋がらない」という小さなイライラから解放され、家族みんなが笑顔になる快適なインターネット生活を、ぜひ手に入れてください。

まずは、今回ご紹介した中で最もバランスの取れたモデルから、その詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。