携帯電話といえば大手3キャリア、NTTドコモ、au、ソフトバンク。MNPなど駆使してなんとか通話料を安くしようと考えた方も多いのではないでしょうか?通信料金の形態もオプションやキャンペーン併用など分かり辛くなってきた昨今、そこに割って入るMVNOというサービスが今注目されています。
自社で通信設備を持たない格安モバイルMVNO
まさに移動通信のOEMともいうべきこのサービスの特徴はなんといっても料金の安さです。スマートフォンが普及してきて以来3大キャリアでは端末料金や通信料金は最終的には上昇傾向にあり、また通信制限という月々のデータ通信量の制限があり、これ以上通信を使おうとすると低速になってしまったりします 。
いつの間にか月額の支払いが高額になってきている中、MVNOは実質で3大キャリアの半額程度の価格での利用が可能で、中には通信制限無しというモバイルデータ通信をよく利用する人には本当にありがたいサービスを提供している業者もある。
国内のMVNOサービス
国内で最初のMVNO業者はb-mobileで、2001年にPHSのDDIポケットの通信網を利用してサービス展開したのが始まり。b-mobileは現在でも低価格な高速データ通信を提供している。現在ではインターネット・プロバイダが提供するMVNOも増えている。
国内の主要MVNOサービス
MVNOは通常の携帯電話契約と同様にスマフォなどの端末を用意して利用する方法と、SIMカードを購入して既にお持ちのSIMフリー対応の携帯電話のSIMカードを差し替えて使うパターンがあります。
国内の他の業者と代表的な料金は以下の通り(2015年3月現在)
▼So-netから最新のプランが登場!LTE SIM+スマホセット4980
▼ぷららモバイルLTE
▼OCN モバイルエントリー d LTE 月額980円で高速データ通信
増加する利用者数
総務省が平成26年に発表した調査結果では、平成25年(2013年12月)の段階での契約数は1,375万回線でこのうち138万回線がSIMカード型の契約になっている。移動体通信全ての契約回線数が1.5億回線ほどあるため、MVNOのシェアはおおよそ9%となっています。事業者数は161社で、そのうち上位33社で全体の90%以上を占めています。
2012年の12月の段階ではおよそ600万回線の契約というデータもあり、1年間で倍以上の伸びを見せているため、今後も一般消費者のMVNOへの流れがより活発になると予想されています。
MVNOはベースにあるキャリアの性質などもよく見ながら比較する必要があります。携帯電話の大手3キャリアだけでなく、PHS回線網や、旧システムで低速システムでの契約などもあるので、契約業者の選定がポイントになります。
(総務省データより)
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