「キーボードを探していると、101キーとか109キーとか、いろんな数字が出てきてくるけど、これっていったい何?」
「世界中で売られているキーボードって、結局全部で何種類くらいあるの?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、基本の104/109キーはもちろん、原点である「101キー」や、現在世界中で大流行中の「61キー(60%サイズ)」、さらには特殊な形状に至るまで、世界に存在するキーボードの種類を完全網羅して解説します。
この記事を読めば、キーボードの種類を理解して、あなたにとって使いやすいキーボードを見つける際の手助けになるはずです!
【キー数・配列編】世界で使われる標準レイアウト
キーボードの「〇〇キー」という数字は、単なるキーの数だけでなく、その配列(言語)と歴史を物語っています。
101キー / 104キー(英語配列・US配列)
世界中のコンピュータの「原点にして標準」と言えるのが、この配列です。
- 101キー: 1980年代にIBMが開発した「101拡張キーボード」がルーツです。Windowsキーなどが存在しない、純粋なタイピングのためのクラシックな配列であり、現在でも一部のプロ向けモデル(Happy Hacking Keyboardの無刻印モデルなど)で愛好されています。
- 104キー: 101キーに左右の「Windowsキー」と「アプリケーションキー」の3つを追加した、現在の世界標準です。プログラミングで多用する記号が打ちやすく、海外製キーボードを購入する場合はほぼこの配列になります。
106キー / 109キー / 108キー(日本語配列・JIS配列)
日本のユーザーになじみ深い、日本語入力に最適化された配列です。
- 106キー: 101キーをベースに、「半角/全角」「変換」「無変換」「ひらがな/カタカナ」「¥」などを追加し、日本語を打ちやすくした伝統的な配列。
- 109キー: 106キーにWindowsキー等を追加した、現在の日本の標準です。
- 108キー: 最近のメカニカルキーボードなどでよく見られる配列。右側のWindowsキーなどを省いたり、メディアコントロールキーに置き換えたりして、108個前後のキー数に調整された現代的なレイアウトです。
💡 PCカフェ・ライターの体験談
海外製のスタイリッシュなキーボードの多くは「104キー(US配列)」しか用意されていません。最初は抵抗があるかもしれませんが、Enterキー周りのスッキリしたデザインに惹かれてUS配列に慣れてしまうと、世界中のあらゆるキーボードが選び放題になりますよ!
GravaStar K1 Lite ゲーミングキーボード 半透キーボード 無線 75%レイアウト テンキーレス ホットスワップ対応 ガスケット搭載 Bluetooth 5.0/2.4G/有線接続
このキーボードは通常の75%のサイズの「80キー」を採用している。
【サイズ・レイアウト編】進化するフォームファクタ
現代のキーボード選びで最もアツいのが「サイズ展開」です。デスク環境やプレイスタイルに合わせて、細かく細分化されています。
| サイズ呼称 | 代表的なキー数 | 特徴と適した用途 |
| フルサイズ (100%) | 104 / 108 / 109 | テンキー完備。エクセルや経理など数字入力が多い方向け。 |
| テンキーレス (TKL / 80%) | 87 (US) / 91 (JIS) | 右側のテンキーをカット。一般的な事務作業や、マウスを広く使いたいゲーマーの定番。 |
| 75% サイズ | 84 前後 | テンキーレスから余白を削り、キーをギュッと詰めた配置。省スペースと利便性(ファンクションキー・矢印あり)を両立。 |
| 65% サイズ | 68 前後 | 75%から最上段のファンクションキー(F1〜F12)を削ったサイズ。矢印キーは残っているため、普段使いもギリギリこなせます。 |
| 60% サイズ | 61 (US) / 63 (JIS) | 現在世界中で大流行中! 矢印キーすら削ぎ落とし、文字入力のみに特化。極限までコンパクトで、FPSゲーマーやミニマリストに絶大な人気を誇ります。 |
【番外編】マニアックな極小サイズ
自作キーボードの世界などでは、さらに小さな「40%サイズ(数字キーの列すらない)」や、特定のショートカットだけを割り当てる「マクロパッド(数個〜十数個のキーのみ)」といった、超特化型のキーボードも存在します。
【形状・構造編】物理的なデザインの進化
配列やサイズだけでなく、キーボード自体の「形」も進化しています。疲労軽減や入力スピードを追求した結果、以下のような種類が生まれました。
1. スタッガード(千鳥足配列)とオーソリニア(格子配列)
- スタッガード: 一般的なキーボード。よく見ると、キーの列が斜めに少しずつズレています(タイプライターの構造の名残です)。
- オーソリニア(直交配列): すべてのキーが縦横きれいに「格子状」に並んでいる種類。指の動きが直線的になるため、慣れると非常に合理的で疲れにくいとされています。
2. エルゴノミクス(人間工学)と分割キーボード
- エルゴノミクスキーボード: 手首や腕の自然な角度に合わせて、キーボード自体が波打っていたり、ハの字型に湾曲していたりするモデル。長時間のタイピングによる腱鞘炎予防に効果的です。
- 分割キーボード(スプリット): 究極のエルゴノミクス。キーボードが完全に左右に2分割されており、肩幅に合わせて配置できます。肩こりに悩むプログラマーやライターの最終到達点とも言われています。
【打鍵感編】キースイッチの種類(おさらい)
どんな配列・サイズを選んでも、最終的な心地よさを決めるのは「キースイッチ」です。
- メンブレン: 安価で一般的。ゴムの反発を利用。
- パンタグラフ: ノートPCでおなじみ。薄型で軽い力で打てる。
- メカニカル: 世界中のゲーマー・マニアが愛用。軸(青、赤、茶など)によってカチカチ音や重さを無限にカスタマイズ可能。
- 静電容量無接点方式: 物理的な接点がなく、極上の「スコスコ」とした打鍵感と高耐久を誇る最高級品(REALFORCE、HHKBなど)。
- 磁気スイッチ (ラピッドトリガー): 【最新トレンド】磁力で押し込みの深さを検知するスイッチ。指を少し離した瞬間にキーの入力が切れるため、FPSゲームなどで圧倒的な優位性を誇ります。
無限の選択肢から最高のタイピング体験を
世界で発売されているキーボードの種類について、網羅的に解説しました。
- 配列のベース: 世界基準の「101/104キー(US)」、日本の「106/109キー(JIS)」
- サイズ展開: フル、テンキーレス(TKL)から、最先端トレンドの「60%(61キー)」まで多種多様。
- 形状: オーソリニア(格子)や分割型など、疲労軽減を追求したモデルも多数。
最初は「104キー」や「61キー」といった数字に戸惑うかもしれませんが、それぞれの意味を知ることで、キーボード選びは格段に楽しくなります。あなたの用途、手の大きさ、デスク環境、そして「打鍵感の好み」を掛け合わせて、最高の相棒を見つけ出してください。
PCカフェ(当サイト)では、最新の60%ゲーミングキーボードから、究極の分割キーボードまで、マニアックな製品も徹底的にレビューしています。















