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5分でざっくりわかるGoogleアナリティクスでのアクセス解析

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サイトの閲覧情報を分析して効果的なページづくりを

自分のホームページにGoogle Analytics(アナリティクス)を設定しておくと、アクセス解析や需要分析などが効果的に行なえます。

  • 現在の閲覧者の状況
  • どのページがどのように見られているか
  • ページにアクセスして来るユーザーの分析 など

今回はアナリティクスを設定した後、どのようにそのデータを見るか解説していきます。

アナリティクスの画面構成

ダッシュボードの基本情報

アナリティクスの基本となるホーム画面は図のような構成です。
画面右半分には基本的なアナリティクスの情報、左にはメニューが並んでいます。

図中の「基本情報」の部分には設定にもよりますが「過去7日間のアクセス数」、「セッション数」、「直帰率」、「セッション継続時間」などが表示されています。

  • ユーザー数とセッション数
    例えば、ある人がその日の朝と夜に2回アクセスしてきたときは「ユーザー数:1、セッション数:2」となります。セッションとは大雑把に言うと「1回のアクセス」のことです。ページを表示したまま30分以上放置したあとで閲覧再開するとセッション数は2になります。一人のユーザーが一度にサイト内の5ページを見てもセッション数は1です。
  • 直帰率とは
    直帰率は「1ページだけ見て、他のページを見ずに帰ってしまった」ユーザーの割合です。
  • セッション継続時間とは
    セッション継続時間は「一度にどれくらいの時間を使ってサイトに滞在したか」を表します。

ホーム画面を下にスクロールしていくと他のさまざまな情報を見ることができます。

「ユーザーを獲得している方法は?」の項目

ホームページを見に来た人がどのようにして自分のホームページに辿り着いたかを知ることができます。
初期設定では「過去7日間」の情報が表示されています。

  • Organic Search
    Google等の検索サイトから来たユーザーです。
  • Referral
    他のホームページに掲載されている自分のホームページへのリンクをクリックして来たユーザーです。
  • Direct
    ホームページを見るためにURLを直接入力して見に来たユーザーです。
  • Social
    FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアに掲載されたリンクから来たユーザーです。
  • その他
    上記以外の方法で訪れたユーザーです。

その他の見るべき項目

ホーム画面にはその他さまざまな情報が掲載されていますが、今回は初歩的な使い方なので、特に重要な項目について解説します。

  • ユーザーが訪れる時間帯はいつですか?
    時間帯ごとに訪問ユーザー数がわかります。昼間の時間帯にアクセスが多いときは「法人ユーザーや仕事での検索」、「6時以降のアクセスは仕事以外のユーザーが多いのかも」など、大まかな傾向がわかります。
  • ユーザーが訪れているページは?
    自分のホームページの中で、どのページにアクセスが多いのかがわかります。データを元に「今後どのような内容を作成していくか」を検討する材料として重要な指標です。

アナリティクスのメニュー構成

Googleアナリティクスの画面左にはメニューが表示されています。

  • ホーム
    登録してあるサイトの概要をざっくりと確認することができる画面です。この中からデータの詳細を見たい項目を見ていきます。
  • カスタム
    自分が見たいデータを「マイレポート」や「カスタムレポート」にまとめて置くことができます。

レポートの項目

  • リアルタイム
    現時点(および数分前)でサイトにアクセスしているユーザーに関する情報を見ることができます。
  • ユーザー
    リピートして見に来ている閲覧者などの情報を見ることができます。
  • 集客
    閲覧者がどのようにして自分のホームページにたどり着いたかを調べることができます。Google広告やサーチコンソールと連動させて集客方法を分析できます。
  • 行動
    自分のホームページに来た閲覧者がどのような順序でホームページ内のページを移動しているか、どの時点で閲覧を終了したかなどを解析できます。
  • コンバージョン
    ホームページの最終目標には「問い合わせをもらうこと」や「商品を販売すること」などがあると思います。コンバージョンの項目では「目標」を設定して、その目標までどれくらいたどり着いたかを分析できます。

今回は初歩のアナリティクス利用に焦点を当て、「リアルタイム」、「集客」、「行動」の3項目について見ていきましょう

レポートの詳細を見る

アナリティクスのホーム画面左にあるレポートメニューからそれぞれのレポートの詳細を見ることができます。

リアルタイムレポート

ホーム画面左のメニューから「リアルタイム」をクリックします。
クリックするとリアルタイムレポートのサブメニューが表示されるので、「概要」をクリックします。

現在アクセス中のユーザーがどのページを見ているか、どの地域からアクセスしてきているかなどを見ることができます。

集客レポート

次は左のメニューから「集客」をクリックします。集客についてもサブメニューが表っじされるので、「概要」をクリックしてレポートを見てみましょう。

このレポートでは閲覧者が「どのように自分のホームページに辿り着いたか」を見ることができます。先ほどと同じように「organic Search(検索からの流入)」などが書かれたグラフを確認しましょう。
なお、このレポートの右上に「レポートにする日付の範囲」を設定する場所があります。ホームページを更新したタイミングや、広告掲載した日からのレポートなど、日付を指定してどのようにアクセス数などの変化があったかを分析しましょう。

行動レポート

次は「行動」レポートです。
行動レポートの概要を開くと指定されている期間の「ページビュー数」や「平均ページ滞在時間」、「直帰率」や「離脱率」を見ることができます。
その下に「ページ」と書かれた欄では、どのページがどれくらい閲覧されたかをチェックすることができます。

  • 平均ページ滞在時間
    ユーザーがどれくらいの時間をかけてページの内容を読んでいるかの平均値です。
    平均ページ滞在時間があまりにも短い場合、「ひと目見て読まずに離脱した」ということになるので、改善が必要です。
  • 直帰率
    検索などからたどり着いたユーザーがそのページだけを見て閲覧を終了した率です。
    直帰率が高いということは、「目的とする情報が無いからすぐに見るのをやめてしまった」、「他のページへの誘導がうまく行えていない」などの理由が考えられます。
  • 離脱率
    ユーザーが複数のページを見たあとに閲覧を終了した率です。

行動フロー

行動レポートのサブメニューにある「行動フロー」を見てみましょう。
この「行動フロー」はホームページに訪れたユーザーがどのページからどのページへ移動したか、どの時点で閲覧を終了したかなどを見ることができます。

例えば企業のホームページなどの場合、「商品情報のページ → お問い合わせページ」などにうまく誘導できているか、トップページから見てほしいページへユーザーが移動しているか、などを確認しましょう。

データを活かして閲覧者に有益なホームページづくり

今回は初歩的なGoogleアナリティクスの使用方法を解説しました。
ここで取り上げたデータだけでも自分のホームページがどのように見られているか、どこを改善すればよりよいホームページになるのかを考えるヒントになります。
データを上手に活用して魅力的なホームページを公開しましょう。